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Mi familia つづき

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 8月 5日(日)08時57分12秒
  「大丈夫なのかい?」
「ええ。少しずつでも体力をつけていかないと、ママとの競合に勝てないもの」
健気で前向きな科白のようだが、つまりは“より苛烈なセックスを”と求めているわけだった。今夜、このあとに。
また“あんな”夜を過ごす破目になるのか、と暗然たる思いを湧かせながら、慎一は母の横顔を注視した。その反応を窺うという意識が働いていた。
むっつりと、怜子は宙を睨んでいた。
その母へと向き直った英理が、
「というわけだから。今夜は私が“権利”をもらうわ。構わないわよね? せっかくの金曜の夜でも、ママはもうこうして帰宅してしまってるんだから」
怜子が、この家の中での行為を拒絶している以上、今夜はその“権利”を争うまでもない、という確認。
「……好きになさい」
返した怜子の声は素っ気なかったが、完全に平坦には聴こえなかった。感情を抑制しようとする意思を感じ取らせる程度には。
「そうさせてもらう」
満足げに英理は肯いて、
「一応、この話し合いが済むまでは、と思って自粛していたのよ? 辛かったわあ。あんな極上の“燃料”を手に入れておきながら、ですもの」
この数日間の、己が“忍耐”を語り、それから、表情と気配を変えて、
「でも……もし、ママが私たちの部屋へ来るっていうなら、歓迎するわよ」
そんなことを言い出した。
「いきなり、ベッドの上にとまでは言わないけど、その前段階ってことで、まずは“鑑賞”してもらって。お互いに、その雰囲気を、」
「御免こうむるわ」
語気鋭く、怜子が娘の口上を遮る。聞くに堪えない、といったふうに。
破廉恥な誘いをかけてきた娘に対し、母親としての当然な反応……とは、慎一には感じられなかった。
そもそもが、その娘の夫たる男を、今後どう“シェア”していくかを取り決めるための会談だ。破廉恥もインモラルも、まったく今さらなことではないか。
或いは。その“シェア”するという状況への不服が、母の峻拒の真の理由であったのだろうか。
……ああ、と腑に落ちた気になって。ひどく辛辣な見方をしている自分に気づく。いつの間にか。この家の中の異常な空気に毒されて……啓蒙されて?
 
 

更新

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 8月 5日(日)08時56分52秒
  のいすかさん、いつもありがとうございます。
地味な場面の上に、ずっと進行が遅くて。少しでも楽しめる部分を見つけていただければ、ありがたいです。

続きは、また短くなってしまいました。
しかも、このパート終わりきらなかった。まあ、想定内でしょうか。あと、ほんのちびっとだけなんですが。
その上、来週は都合により更新が出来ません。重ね重ね申し訳ないっす。

猛暑酷暑が続きます。皆さん、ご自愛くださいますよう。

 

気丈な

 投稿者:のいすか  投稿日:2018年 8月 4日(土)19時22分51秒
  ポチさん、超暑中お見舞い申し上げます。

さて、今回はしっかりと気丈な玲子ママです。
英理ねえの動画再生の屈辱にも耐え、動揺はしていない。
その心構えはさすが玲子社長といったところ、娘をにらむ形相もさぞかし。。。
「息の合ったセックス」
・・・絶倫志藤にマトモに相手できるのは玲子ママ、自分しかいないとの自身。
しかし英理ねえの余裕も気になるところです。
そして今週末はさっそく正妻のワタシのものと。
いや~^どうなるか、そして玲子ママの反応は?!
楽しみです。
 

Mi familia つづき

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 7月29日(日)08時44分4秒
  「…………」
下卑た問いかけに応えはない。娘の顔を睨んだまま。
英理も返答を求めはしなかった。軽やかに踊らせていた指を止め、勿体をつけた動きで画面を叩いてみせたのは、“答えなら、ここにある”という示唆だったのか。
その手の中で微かな音が鳴り始める。では開かれたファイルは動画であったか。音量が絞られているせいで、慎一には内容は聞き取れなかったが、不穏で騒然たる雰囲気は伝わってきた。
英理が画面を凝視する。それは十数秒も続いて、
「……何度見ても、凄いわぁ……」
熱い吐息とともに、そんな言葉を零した。目線は釘づけにされたままでのその表白には、率直な感慨がこもるように聴こえて。
「ママも見る? まだ、自分でチェックしていないでしょう?」
「……結構よ」
答えた怜子の声はあくまで冷ややかで動揺は窺えなかった。目の前で、自らの痴態――娘婿とのセックスの映像を、娘に鑑賞されるという異常な状況の中で。開き直り、といったような強靭さを示して。
「そう? とっても素敵なのに。ま、こんな場所でじゃ、落ち着かないか」
英理はそう云って、動画の再生を止め、スマホをテーブルに戻して、
「あとで送るわ。ひとりでじっくり観てよ。ママ、本当に素敵だから。獰猛で美しい、エロスの獣って感じで」
奇怪な礼賛をまくしたて、拒否の暇は与えずに、「とにかく」と言葉を続けて、
「これだけ息の合ったセックスをこなしていれば、ママが確固たる自信を抱くのも当然よね。ホント、圧巻の迫力ってやつで、本妻としては妬ましくも感じちゃうけれど」
志藤に向いて、
「あなたも。私とのときより、数段ギアを上げてるって感じじゃないの」
「いやあ、まあ、あのときは……怜子社長の勢いに引きこまれたというか、巻きこまれたというか」
相変わらず他人事みたいな気楽な口調で、無礼な言葉を吐く志藤。
「ふうん……まあ、いいわ」
あっさりと英理は矛先をおさめて、
「妬ましいなんて言ったけど。同じように攻められたら、私じゃあ、とても持たないもの。悔しいけど」
無念そうにそう言って。それから、志藤に向けた眼にねっとりとした情感を浮かべて、
「でも、今夜は、手加減を緩めてほしいわ。私の限界ギリギリまで」
そう頼んだ。
 

更新

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 7月29日(日)08時43分40秒
  続きを貼らせていただきます。またまた短いですが。
それでも、次くらいで、この場面は終われる……はず。予定。
 

Mi familia つづき

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 7月22日(日)10時11分49秒
  当然、英理がそれを見逃すはずがなく、
「ママ、不満そうね?」
そう訊ねた。
怜子は、ワインをひと口流しこむだけの間合いを置いて、
「……これが、あなたのいう“フェアな競争”なのかしら?」
「あら? ええ、私としてはそのつもりだったんだけど、」
心外そうに答えながら、その眼が愉しげに輝いたのは。はっきりと棘を含んだ母の科白を、一歩を踏みこんだものと受け止めたからだったか。
「でも、ママには異論ありってことね。ええっと……つまり、私が今さら妻としての立場を振りかざして、夫にプレッシャーをかけてまで、優位に立とうとしてる、ママから“チャンス”を奪おうとしてるって、そう思われた? 誤解よお、それは」
「……どうかしらね」
「本当だってば。私とすれば、“今後はすべてこの家の中で”って提案を、そこまで頑なに拒絶されるとは思ってなかったのよ。だって、」
卓上のスマホに手を伸ばし、指先を触れさせて、
「あのママからのメッセージを見たら、それくらいの覚悟は固まってるって、そう思えちゃったんだもの。あんなママの姿を見ちゃったらさあ」
「…………」
「実際、あの映像が撮られたとき、あの瞬間には、ママも、すべてを、なにもかもを、受け容れるって、そんな気持ちになってたんじゃない?」
「……さあ…」
素っ気なく、他人事のように怜子は答える。強い眼を英理に向けたまま。
「まあ、いいわ」
英理は軽く肩をすくめて、そう言った。
「その点は保留にしましょう。外で逢ってほしくないっていう私の気持ちは変わらないけど、それはあくまで要望ってことで。ママは自由に誘いをかければいいし、それに応じるかどうか憲次さん次第ってことで」
「それでいいのかい?」
と、志藤が訊いた。あくまで気軽な調子は、別に妻の心情を慮ったということでもないだろうが。
「構わないわ。そもそも、そういう取り決めにするって話だったし」
「ふうん。なんだか、話がグルッと回っただけなような」
「そうかもね。でも、必要な議論だったのよ」
なにげなく(実は異常な)会話をかわしながら、その眼色で密かな疎通がなされる――というようにも見えて。
「…………」
そして怜子は、じいっとそんなふたりを注視していた。
と、その母へと向いた英理が、
「でも、やっぱりママは自信があるのね」
意味深な笑みを浮かべてそう言った。
「余計な邪魔だてさえなければ、いつでも彼を誘い出せるっていう確信があるわけよね? その自信って、やっぱり、最初に彼に選ばれたのは自分だったってことが根拠になってるのかしら?」
そう訊いて、先ほどから触っていたスマホをここで取り上げ操作しながら、
「それとも。カラダが合うから? セックスの相性のよさが、自信の源になっているの?」

 

更新

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 7月22日(日)10時10分39秒
  >のいすかさん
いつもありがとうございます。
仰るとおり、怜子社長ここで寡黙になってしまうのは、弱い気がしますが。
では、なにを語ればいいかというと……ムムム、と悩ましいところではありますね。
引き続き難渋する場面、ポチ的に救いとして、慎一妄想漫画の続きを愉しみにさせていただきます。

>XXXさん
いつもありがとうございます。
前にも書きましたが、英理の心理はカオスで。その都度、表面に出てくる断片を描写するということしか出来ないですね。
怜子社長の弱さは、こちらはまだ、そういう混沌に完全に身を委ねることが出来ていないからでしょうか。
早く「だったら、ベッドの上で白黒つけたらいいんだろうがっ!?」とか、咆えさせてあげられればいいんですが。いえ、そうは咆えないとは思いますが。


続きを貼らせていただきます。
ウダウダした議論が、一周まわって元に戻る、とか。いったい、なにを書いているのか。
小説の停滞は、猛暑とはほぼ無関係ですが。皆さん、健康には留意して乗り切りましょう。
 

(無題)

 投稿者:XXX  投稿日:2018年 7月22日(日)08時58分9秒
  三人(+慎ちゃん)の思惑が複雑に絡み合うこの場面はご執筆には大変な苦労があるかと存じます。併せて、暑い日が続いておりますので、のいすかさんも仰っるように、くれぐれもご自愛ください。

英理氏のシニカルな言動、キッツイですね~でもこの意地悪な感じもこの年若な美女の魅力です。

志藤クンは「最終的には怜子社長に任せますよ」という態度で助け舟をまともに出さない。これまでもこういう態度を繰り返して、自分のペースに持ち込んで来たんでしょう。憎たらしい男です。

火曜から攻めに転じたと思われた怜子社長、早くもターンオーバー気味です。
2人のペースに乗せられて、墓穴を掘ることがないよう、くれぐれもご用心ください!
 

玲子社長

 投稿者:のいすか  投稿日:2018年 7月20日(金)07時26分49秒
  ポチさん 暑い中 お疲れさまです。
この酷暑続きに ばてておられませんか?
まずは睡眠、なるべくとってくださいね。

痛みに耐える玲子ママ。
ご心中 お察しします。
しかしもう慎一も二十歳にちかいですから、ちぇりぃボーイだけどもうオトナの年齢。
ここ数日の様子から、すでに関係を知っていると聞かされても、そんなにインパクトはなかったはずですね。火曜の深夜は確信犯的な言動もあったことだし、いまさら驚くことは無い、と。

英理からも志藤からも 「困ったなぁ」などと言われれば
ここで社長たる気質が出てきてしまいそうな玲子社長です。
お仕事においては、いや家庭でも、いつも経営者トップとして、家長として、幾多の難しい判断や決断にあたってきた気丈な女性ですからね。
こういう状況で、黙りこくって、ことをなぁなぁに済ますようなことは、しないはず・・・。
ついつい、社長気質がでてきて、この行き詰まりを打破するようなことを言っちゃわないか?ともと思ったり。
自身としてはいまでも、異常な状況ではありますが、娘婿という立場をわきまえながらも、志藤に抱かれたいという根源的欲求がますます大きくなっているわけですからねぇ・・・

さて金曜の夜、どうなるか楽しみです。
 

Mi familia つづき

 投稿者:ポチ  投稿日:2018年 7月15日(日)10時03分51秒
  「…………」
怜子が目を閉じて、痛みに耐えるような表情を見せる。
「まさか、今さら驚いたりしないでしょう?」
「……ええ…」
重苦しい溜め息とともに、そう答えた。
「そうよね。結果として、真実を伝えておいたことが無駄にはならなかったし」
英理は、さらりと辛辣な科白を口にして、
「それでも、慎一もいるこの家の中での行為は受け容れられない、と?」
「……当たり前でしょう」
「フフ、じゃあ、家の中に持ち込みさえしなければ、当たり前で常識にかなったことなのかしら? この状況って」
「…………」
「ああ、ごめんなさい、また余計なこと言っちゃったわね」
ひらひらと手を振って。小首をかしげて、
「うーん、意見が食いちがっちゃったわねえ。まあ、それを摺り合わせるための話し合いなんだけど」
そう云って、志藤へと向いて、
「どう思う?」
「まあ、怜子社長の気持ちは解るけどね」
「やっぱり、ママびいきなのね?」
「そうじゃないけど。でも、そばに英理や慎一くんが居るって状況じゃあ、やっぱり怜子社長も本気で愉しめないというか、自分を解放できないんじゃないかな」
「なるほど。で、あなたとしては、ママに自分を解放する時間を寄与するために、これからも外で逢おうと誘われれば応じるつもりなわけ? 妻である私の意向は無視して」
「いや、それは……参ったなあ」
大袈裟に困り顔を作って、頭なぞ掻いてみせて。それから志藤は、じいっとこの茶番じみたやりとりを見つめている怜子と目線を合わせて、
「どうしたものですかね? 言ったとおり、怜子社長のお気持ちは解るんですが、英理にこう言われてしまうと……」
「…………」
ぬけぬけとした言いぐさに、無論のこと、怜子はむっつりと黙りこくってなにも答えず。しかし、完全に反応を隠すことは出来なかった。微かな眦の引き攣り、噛みしめた口角のかたちに、苛立ちと悔しさが滲んだように見えた。

 

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